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志賀原発の一部で想定超える揺れあった 能登半島地震で 原子力規制委 

2024年1月11日 20:00
志賀原発の一部で想定超える揺れあった 能登半島地震で 原子力規制委 
能登半島地震に伴い、北陸電力の志賀原子力発電所で観測した揺れの加速度が、設計上の想定を一部でわずかに上回っていたことが分かりました。

これは11日の原子力規制委員会の定例会合で報告されたものです。

志賀原発では、1号機の地下で震度5強を観測し、揺れの加速度が、旧原子力安全・保安院時代の北陸電力の想定を一部でわずかに上回りました。

会合では安全上問題はないとしていますが、山中伸介委員長は11日、2号機の再稼働に向けた審査が長期化するという見通しを示しました。

震源となった海底断層について山中委員長は。

原子力規制委員会 山中伸介委員長
「審査会合のなかで重要な断層なるのは間違いないので、きちんとした調査をすることになる。新知見かどうか、どれほどの断層になるのか、確定させるのに恐らく年単位の時間がかかる。審査はそれ以上の時間がかかるのかなと思う」

北陸電力は11日夜に会見を開き、揺れのデータは「暫定的な値」だとし、石川県など地元自治体などへ報告する考えはないとしています。
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