氷見市などで被害新たに判明 富山 能登半島地震
能登半島地震から4日で4日目です。県内では次々と新たな被害がみつかっています。氷見市の小学校の敷地では大きな地割れが確認されました。
小丸明宏記者
「こちらでは校舎のすぐ横の地面が2メートルくらい大きく沈み込んでしまっています」
大きく亀裂した地面にひび割れたグラウンド。児童148人が通う氷見市南部の宮田小学校は地震の影響で校舎に大きな被害を受けました。玄関が大きく地割れを起こし、子どもたちが登校時に歩く道もアスファルトが浮くなどしているほか、給水タンクも使えず断水状態が続いているということです。
気になるのは3学期ですが、氷見市教育委員会は1月9日予定だった始業式を、すべての小中学校で取りやめ翌10日に延期すると発表しています。
小丸明宏記者
「氷見市姿地区です。ご覧のように住宅や複数の納屋が倒壊してしまっています」
石川との県境近くにある氷見市姿地区では、複数の建物が元の姿がわからないほどに倒壊していました。
倒壊した家の男性
「びっくりですね、あ然としています。 何から手を付けていいかわからない状態で…、深夜だったらアウトでしたね、死んでいたかもしれませんね」
倒壊しなかった別の家の女性も被害は大きかったと話します。
「もう、すごいことになっています。動かない戸が」
「電気が消えてんねん、仏壇がめちゃくちゃよ。もう住めませんよね」
氷見市は4日から災害ごみの仮置き場を開設しました。ごみ置き場には車の長い列ができ、住民が地震で壊れた家具などを持ち込んでいました。
氷見市北大町在住の女性
「祖母と祖父が残したものだったんですけど、地震で揺れちゃって壊れちゃいました。2、3回はもしかしたら来なきゃいけないですね、まだ片付けもおいついていない感じなので」