富山市 紅こうじ関連2工場を聞き取り調査
大阪市に本社を置く小林製薬の「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害問題で、富山市が27日、回収対象の製品を製造していた市内の2つの工場に対して聞き取り調査をしたことがわかりました。
市によりますと、現時点で健康被害の報告はないということです。
富山市が調査したのはいずれも富山市中大久保にある富山小林製薬と、バイホロン大沢野事業所の工場です。
2つの工場はそれぞれ、大阪市が健康被害問題を受けて回収を命じたサプリメントを製造していました。
27日、富山市保健所の職員が2つの工場で聞き取り調査をして、健康被害の苦情が来ていないかや製造方法、数量などを確認したということです。
いずれの工場も健康被害などの苦情は来ていないと報告したということです。
小林製薬は、2つの工場に問題となっている紅こうじを提供していたとしていて、富山小林製薬が「ナイシヘルプ+コレステロール」、バイホロンが「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」を製造していました。
「ナイシヘルプ+コレステロール」は富山、石川、福井のドラッグストアとインターネットで2023年6月から9月にかけ28個販売され、「ナットウキナーゼさらさら粒ゴールド」は広島と山口のドラッグストアとインターネットで2023年12月から今月にかけ41個販売されたということです。
小林製薬は28日、「紅こうじ」を使ったサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を摂取した2人の死亡を新たに確認したと発表しました。
すでに判明した2人を合わせ、亡くなった人はこれで4人となりました。