富山県教委 県立高校再編で各市町村と意見交換
今後の富山県立高校の再編について、県教育委員会と各市町村長が意見を交わす会議が18日、開かれました。県内各エリアのバランスを図ってほしいなど、学校の規模や再編の基準について意見が出ました。
19日の会議には、各市町村長がオンラインで参加したほか、県教育委員会の荻布教育長などが出席しました。
少子化に伴う県立高校の再編について県教育委員会は、学校の規模などを検討する会議を去年6月から行ってきました。これまでの会議では、一定の通学時間内の高校から生徒が多様な選択ができるよう、様々な学科構成や規模の学校をバランスよく配置することや、学校規模が1学年4学級未満または160人未満の学校を検討の対象とする方向性を示しました。
これについて会議に出席した市町村長からは、各エリアにバランスよく学校を配置してほしいという意見や、特色ある学科については全国から生徒を募集すべきという意見などが出ました。県教育委員会は、18日の意見を検討会議に報告するなどして、各検討事項の基本的な方針について今年度中に提言をまとめる予定です。また、新年度に知事が主催する教育総合会議を開き、再編の基本方針や新しい学科・コースの開設などについて検討する予定です。