富山交通 富山県内で初「日本版ライドシェア」許可
タクシー会社の管理のもと一般のドライバーが有料で乗客を運ぶサービス「日本版ライドシェア」が23日、富山県内で初めて許可されました。許可を受けた富山交通は、準備ができ次第運用を始める方針です。
富山市に本社のある富山交通は4月、富山運輸支局に日本版ライドシェアの導入の意向を伝え、23日に許可されました。富山県内では初めてです。
今後、富山交通はタクシーを運転する際に必要な第二種免許の有る無しにかかわらずドライバーを募集し、運転手の研修など準備ができ次第、運用を始める方針です。
日本版ライドシェアはタクシー業界のドライバー不足を背景に、自家用車やタクシーを使って、地域や時間帯を限定して行われるもので、東京や神奈川などでは先月から始まっています。
富山交通が許可を受けたのは5台で、時間帯は金曜日と土曜日の午後4時台から翌日の午前5時台。運行エリアは、出発か到着、どちらかが富山市内となる場合です。
富山交通は、現時点では自社の車両を使って運用する予定で、フロントガラスにステッカーを貼るなどして一般のタクシーと区別します。また、料金の支払いには配車アプリを使い、料金は一般のタクシーと同じだということです。