富山県の地域交通戦略 ガソリン車削減目標設定し公共交通利用促す
富山県の今後の地域交通戦略を話し合う会議が25日開かれ、ガソリン車の削減目標を盛り込んで公共交通の利用を促すなど計画の素案をまとめました。
地域交通戦略会議は、県内の鉄道やバス、タクシーなどを連動させて交通ネットワークをつくり、自治体の公共交通への投資と合わせて持続可能な交通体制を実現しようと検討しています。
会議では、マイカーなどの乗用ガソリン車が県内で2013年度に66万台あるものを、計画最終年度の2028年度に3割減らして公共交通の利用を促し、県民1人あたりの地域交通の年間利用回数を、現状の約40回から50回に増やす取り組み目標が示されました。
会議では、これを含めた地域交通戦略の素案を了承しました。
パブリックコメントを経て、2023年度末までに、2024年度から5年間の計画案を決めることにしています。
一方、城端線と氷見線の経営をJRからあいの風とやま鉄道に移すなどの再構築計画は、12月22日に県や沿線4つの市などが国土交通省に申請したということです。