「職場の女の子を妊娠させてしまった」などとする息子をかたるウソの電話を発端に山口県柳井市に住む80代の無職の女性が、現金300万円をだましとられる詐欺事件が発生しました。

柳井警察署の発表によりますと3月3日、柳井市にすむ80代の無職の女性の家の固定電話に、息子をかたる男から「携帯電話が壊れたので電話番号が変わった」と電話があったということです。

その翌日4日にも、息子をかたる男から電話があり
「職場の女の子を妊娠させてしまった」
「相手の夫から示談金を要求された」
「広島市内にお金を持ってきてほしい」
「お金は弁護士の下で働いているササキという人に渡して」
などと言われたということです。

話し信じた女性は広島市内の路上で、ササキを名乗る男に300万円を手渡しだましとられました。警察では家族を名乗る人物から「お金を準備してほしい」などの電話があった場合には、本人かどうか確認し、警察に通報するよう呼び掛けています。