【山口天気 夕刊1/21】「3月並み」の暖かな空気がしばらく優勢 しかし来週は雨を境に再び真冬の空気流入に注意
●冬の寒さをもたらす空気が北に後退 代わって南から3月並みの暖かな空気が優勢に
●今週しばらくは 日中は春先の暖かさの日々
●来週は月曜の雨を境に 再び真冬の寒さが戻る見込み
==========
きょう21日(火)の県内は一部わずかににわか雨もありましたが、全般には曇ったり晴れたり、まずまず落ち着いた空模様が続きました。そして最高気温は13度前後まで上がった所が多くおおむね3月上旬から中旬並みと、季節先取りの暖かさにもなりました。
先週までは日本付近で幅を利かせていた上空の寒気、冬の寒さをもたらす冷たい空気が、今、北へと退き、代わって南から3月並みの暖かさをもたらす空気が西日本に広がってきています。
今週はまだしばらく、この暖かな空気が優勢の状態が続く見込みです。ただし来週になると、また冬の空気が南下してくるタイミングがあり、山口市内の最高気温はしばらく2桁の日々ですが、来週はまた1桁止まり…真冬の寒さが戻ってくる見通しです。
長期予報ではこの先の冬後半は、季節の移り変わりは順序通りに進まず、暖かくなったり寒くなったりの寒暖の振れ幅が大きくなるという見通しもあります。暖かさのあとの寒さはまた一段と身体に堪えることにもなりますので、この見通しも踏まえつつ、健康管理によりいっそう注意して頂ければと思います。
あす22日(水)の県内は、午前中ほど高気圧に覆われてスカッと晴れ渡る見込み。午後は徐々に気圧の谷の雲が広がってきますが、天気の大きな崩れはなく、洗濯物の外干しなどは問題ない一日です。朝は少々冷え込みが強く、山間部ほど氷点下にもなりそうですが、日中の気温は全般に13度前後…引き続き3月並みの暖かさとなるでしょう。
スギ花粉の飛散開始宣言が出された県内…まだ花粉は飛んでもごくわずかではありますが、これからのシーズンに向けた対策は徐々に進めていきましょう。
今週まだしばらく朝晩は冷えるものの昼間は春先の暖かさの日々…あさって23日(木)は、山口市内の最高気温15度の予想で、この暖かさでスギ花粉の飛散も少し増えてくる可能性があります。
次の天気の大きな崩れは来週月曜日…ここでの雨を境に、最高気温でも1桁止まりの真冬の寒さと空気がガラッと変わってきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)