●今週はしばらく 緩いながら冬型気圧配置が続き なかなか上空の寒気が抜けず
●あす10日(火)は日ざし多い落ち着いた天気も 気温上昇は鈍く冬らしい寒さ続く
●しばらく師走らしい寒さの日々 今週末は冬型強まり さらに強い寒気流入へ
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週明けの、きょう9日(月)の県内は、朝の最低気温が玖珂で氷点下2.3度を観測するなど、広く今シーズン一番の冷え込みに…車の窓に霜が降りた、という所も多かったのでは、と思います。そして日中の気温も平年並みか低めに止まり、須佐や豊田は1月上旬並み、と季節先取りの寒さにもなりました。

寒い日々が続くのは、西高東低、等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置が続いているためで、西日本は等圧線の間隔は広く、「緩い冬型」ではあるものの、大陸からの冷たい空気、寒気がなかなか抜けない状況です。

そして、この先も、なかなか寒気は抜けていきません。あす10日(火)、あさって11日(水)にかけては、引き続き緩い冬型気圧配置で、変わらず寒気が居座り続ける見込みです。

そして、今週後半は、また少々冬型が強まっていき、特に今週末になると、平地で雪となる目安の強い寒気も流れ込んできそうです。

空模様は、火～水曜日と、まずまず晴れ間多い落ち着いた状態ではあるものの、朝は今シーズン一番の冷え込みをさらに更新の可能性があります。また、週末は日中の気温で1桁止まりとなるほか、土曜日中心に見込まれる雨に、一部雪が交じる可能性もあります。じわじわ身体に堪える寒さにシッカリ服装などで対応して、健康第一で過ごしていきましょう。

あす10日(火)は、朝は日本海側中心に雲多めでも、日中はしっかり晴れてくる見込みです。しかし、朝は今朝並みの強い冷え込みになり、日中の気温も12～14度前後にとどまり、日ざしが届いても師走らしい空気の冷たさが続くでしょう。また、空気の乾燥が進むため、火の元には十分ご注意下さい。

今週このあともしばらくは、じわじわ身体に堪える、師走らしい寒さが続く日々…また、水曜日の夜以降、少々雲が目立つ空にもなっていきそうです。週末は冬型の気圧配置が再び強まり、最高気温でも1桁止まりとなる、1月並みの寒さになるとともに、土曜日中心に降る雨が、山や内陸ほど、雪が交じる可能性もあります。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）