“乗客と貨物を一緒に” 石川・加賀市の公共ライドシェア 貨客混載の実証実験始まる
26日、加賀市内の郵便局で配達用の貨物を受け取っていたのは… 自家用車で乗客を運ぶサービス、ライドシェアのドライバーです。
加賀市では、この日からライドシェアで乗客と貨物を一緒に運ぶ貨客混載の実証事業が始まりました。一体なぜ、乗客に加えて、貨物を運ぶのかというと…
「空いた時間を有効に使いたい」
「収入を増やしたい」
加賀市ではライドシェアの需要は高まっているものの、時間帯や季節によって配車件数がばらつき、ドライバーの待機時間が発生することに…
今回の取り組みは、貨客混載によりドライバーの要望に応えその収入や稼働率を向上させるのが狙いです。
その第一便として貨物を受け取ったドライバーは…
ライドシェアドライバー:
「ライドシェアに関してはお客様から依頼が来て初めて、動くということになりますけども、貨物に関しては運ぶことが決まっているということがありますので、確実な収入という部分ではとてもありがたいなとは思っています」
加賀市・宮元 陸 市長
「収入を上げていくことが極めて重要でありますし、eコマースをはじめ、さまざまな物流が増えてくるわけなんで、空き時間にそれぞれ(ライドシェアと郵便が)お互い補完しあいながら、補っていくとには画期的なことだと思います」
加賀市では今後、自家用車で実際にどれだけの貨物を配達できるのかなどを検証しながら、この事業を進めるとしています。