能登半島地震 金沢の被災地でも復旧への動き本格化 斜面崩落の住宅地年度内復旧へ
能登から離れた金沢市でも復旧への動きが本格化します。
元日の地震で大規模な斜面の崩落が発生していた金沢市田上新町の住宅地について、市は、年度内の完了を目指して復旧工事を進める方針を示しました。
元日の地震により一部の区域の道路などが崩れ、住宅4棟が全壊した金沢市の田上新町。市は土のうなどによる応急復旧工事を実施しましたが、現地を訪れると、今も道路は車が通れない状態になっています。
9月2日の金沢市議会で村山卓 市長は…
村山市長:
「地権者との協議が調ったことから、崩落した土地を市が取得し、 のり面工事とあわせ、道路復旧に取り掛かります」
全壊した家の住民と交渉を進め、今後、本格的な復旧工事に着手することを明らかにしました。市では、用地買収や工事を進め、年度内での完了を目指しているということです。
また、建物の公費解体について、金沢市にはおよそ150棟の申請があり、このうち完了しているのは32棟。残りは年度内の完了を目指すとしています。