“秘密基地”をサプライズプレゼント「かくれんぼしたい」児童の手紙に市長と保護者が団結
「かくれんぼがしたい…」きっかけは小学3年生の児童が市長に宛てた1通の手紙でした。連休中に進められた極秘の秘密基地建設プロジェクト。果たして子ども達へのサプライズは成功したのでしょうか。
南さつま市の義務教育学校、金峰学園。連休明けの7日、子どもたちに披露されたのは…小高い山に、大きな土管のトンネルが冒険心をくすぐる秘密基地。芝を敷いた滑り台や落下防止の柵など細やかな気遣いも感じられます。
きっかけは今年2月、学校を訪れた本坊市長に当時3年生の児童が意を決して手渡した手紙。そこには「遊具が少ないので、かくれんぼができる遊具を作ってください」と書かれていました。
心を動かされた本坊市長は建設業を営む保護者に相談。造園業をしている保護者も加わり“極秘作戦”がスタートしました。ショベルカーで土を盛り金峰山をイメージ。真ん中に大きな土管を埋め芝を張り、連休の僅か2日間でかくれんぼを楽しめる秘密基地が完成しました。
(児童)
「すごく大きくてすごいなと思いました」
「うれしかったです」
(手紙を書いた有馬蓮さん(4年))
「本当に出来るなんてすごいなと思った。とても楽しい。みんなの笑顔が見られてよかった」
(内野建設 内野智裕さん)
「土管が東から西を向いていて土管から夕陽が見えればなと思い作った。本当に最高です。作って良かったなと心から思う」
少子化で子どもの遊び場が減っているとも言われる今、「かくれんぼがしたい」という願いに応えた大人たちからのサプライズ。ちょっぴり憂鬱な連休明け、学校には子どもたちの笑顔が溢れていました。