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【独自】鹿児島市が待機児童ゼロを実現 全国ワーストから2年…対策が奏功

2024年4月30日 19:54
【独自】鹿児島市が待機児童ゼロを実現 全国ワーストから2年…対策が奏功
鹿児島市が4月1日現在で待機児童ゼロを実現したことが関係者への取材で分かりました。下鶴市長は、5月1日の定例会見で発表する予定です。

 鹿児島市の下鶴市長は待機児童ゼロを公約に掲げていますが、2022年には全国ワーストの136人を記録しました。利用の申し込みが増えた谷山地区の保育士不足が原因と見られています。
 鹿児島市は、2023年度の当初予算で約11億円を計上し待機児童の対策に力を注ぎました。その結果、去年は待機児童の数が大幅に改善し21人まで減らしました。
 鹿児島市はこの春、さらに対策を加速し保育園や認定こども園など17か所を新たに設置、338人分の受け皿を拡大しました。また、保育士の処遇の改善なども行いました。

 就任4年目を迎える下鶴市長が今年度、待機児童を解消できるか注目が集まる中、関係者への取材で鹿児島市の待機児童が4月1日現在でゼロになったことがわかりました。これまでの対策が功を奏し下鶴市長は任期を約7か月残し待機児童ゼロの公約を達成しました。下鶴市長は5月1日の定例会見で正式に発表する予定です。
鹿児島読売テレビのニュース