24日は「土用の丑の日」 価格高騰のうなぎ…小売店も工夫 “超特大うなぎ”を家族でシェア
24日は土用の丑の日です。暑い夏を乗り切ろうと鹿児島市のスーパーでは特設コーナーを設け、うなぎの販売が始まっています。うなぎの高値が続く中、小売店も様々な工夫をしているようです。
(記者)
「24日は土用の丑の日。売り場にはこんなに多くのうなぎが並んでいる」
鹿児島市のイオン鹿児島では24日の土用の丑の日に向けて九州産のこだわりのうなぎが販売されています。
養殖ウナギは稚魚のシラスウナギの不漁で価格の高騰が続いています。水産庁によりますと、2003年に1キロあたり16万円だった取引価格は、2023年は250万円。20年間で約15倍に跳ね上がっています。
イオン九州では通常のうなぎに比べ約1.5倍の大きさの「超特大うなぎ」を販売しています。節約志向の高まりから、1人1尾ではなく大きいものを2、3人でシェアする家庭が増えてきているのが背景にあるといいます。
(客)
「高いから1尾を家内と2分の1で」
こちらは、宮崎県産の「新仔うなぎ」。通常、成長に3年ほどかかるウナギですが、わずか1年ほどで成長したウナギです。
(記者)
「身がすごくふっくらしていて皮も柔らかい。たれとの相性も相まっておいしい」
若いウナギなので、身も皮も柔らかく、食べやすいのが特徴です。手軽に食べられるうなぎの弁当も並んでいます。
(客)
「おいしく食べられたらいいかな。元気になって夏バテ解消出来たら」
(イオン九州鹿児島事業部・本迫芳幸バイヤー)
「みんなで食べるということが楽しみだと思うので、いろんな種類の中からうなぎを選んでいただいてぜひ家族で食べてもらいたい」
夏の暑さを乗り切ろうとうなぎを求めて多くの人が訪れていました。