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イクボス推進・こどもまんなかシンポジウム 男性育休100%、子の看護欠勤に補助金…先進事例も紹介 

2024年10月16日 19:31
イクボス推進・こどもまんなかシンポジウム 男性育休100%、子の看護欠勤に補助金…先進事例も紹介 
 子どもや子育てに優しい社会を目指そうと、鹿児島市とこども家庭庁が共同でシンポジウムを開きました。従業員のワークライフバランスのため企業はどんな取り組みをしているのか、先進事例も紹介されました。

 鹿児島市では仕事と生活を両立しやすい環境の整備に取り組む企業を募り、「イクボス推進同盟」を結成しています。シンポジウムには加盟企業などおよそ150人が参加。医薬品の研究などを行う鹿児島市の新日本科学が働きやすい環境づくりの取り組みを紹介しました。

(新日本科学 長利京美専務執行役員)
「2024年に導入したのはお子様が病気で休み、有休を使い切る方が結構いたので、欠勤時に1万円補助する」

 様々な独自の制度により、女性の結婚出産による退職ゼロ、男性の育児休業取得率100%を達成。先月には不妊治療と仕事を両立しやすい環境を整備したとして県内で初めて「プラチナくるみんプラス」の認定を受けました。

(新日本科学 長利京美専務執行役員)
「非常に今の若い方はワークラウフバランスを重視します。2023年からは毎年100名を超える方が入社していただいている」

 また、企業の優れた取り組みを評価するイクボスアワードの表彰式も行われ、南九州ファミリーマートと東条設計が受賞しました。南九州ファミリーマートは保育所への子どもの送迎に社有車を使うことを認めたり社長と社員の意見交換会を開き制度に反映させる取り組みが評価されました。

(南九州ファミリーマート 飯塚隆社長)
「まだまだ話を聞いていると働きづらいとか課題がある。そういうものをこれからも話し合いの中から皆さんと一緒に解決していこうと思う」

 少子化や人口減少が進むなか、鹿児島市はこうした取り組みを通して子育てを社会全体で支える街づくりを進めたいとしています。
最終更新日:2024年10月16日 19:31
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