鹿児島-台北線の定期便再開 外国人宿泊者数はコロナ前の4割…インバウンド回復につながるか
新型コロナが5類に移行してから8日で1年。街に外国人観光客の方が戻って来た印象もありますが、実は県内のインバウンドは、まだまだ回復していません。
去年県内に泊まった外国人の宿泊者数は約34万人でした。新型コロナが流行する前の2019年と比べ、4割程度なんです。そうした中、チャイナエアラインは7日から鹿児島と台北を結ぶ定期便を再開しました。
4年2か月ぶりに運航を再開したのは、鹿児島と台湾の台北を結ぶチャイナエアラインの定期便です。
7日から火曜日と土曜日の週2日往復運航します。
チャイナエアラインによりますと、到着便はほぼ満席。塩田知事が乗客を出迎え、かつお節などが入ったバッグを手渡しました。
(乗客)
「台湾から近くて便利。今までは福岡から来ると時間がかかって。今回はこうして来られて便利。ここにきてゴルフやって帰るのが一番いい」
「鹿児島大好きなので本当に良かった。甑島と種子島に行きます」
(塩田知事)
「コロナ禍で長い間定期路線が休止になっていたが、こうして路線が再開したことは県の観光にとっても意義がある。関係の皆様に感謝申し上げる」
チャイナエアラインは、鹿児島・台北間を週に5便運航していましたが、新型コロナの影響で2020年3月に休止していました。
鹿児島の国際定期便は、香港、ソウル線の運航が去年再開されていて、残すは上海線のみとなりました。県は上海線についても再開に向けて働きかけたいとしています。
新型コロナが5類に移行してからあすで1年。
去年県内に泊まった外国人の宿泊者数は約34万人で、新型コロナが流行する前の2019年と比べ、4割程度に留まっています。
台北線の定期便の再開がインバウンドの回復に繋がるか、注目です。