さつま町に弾薬庫の整備検討 測量機器を使い現地調査 中岳周辺で来月30日まで
防衛省は国全体の抑止力や対処力を高める目的でさつま町に自衛隊の弾薬庫の整備を検討しています。防衛省はさつま町南東部の中岳の周辺で22日から測量機器を使った地上での現地調査を始めました。
防衛省はさつま町南東部の中岳に自衛隊の弾薬庫の整備を検討していて、今年度予算案に調査費用など約10億円を計上しています。
6月から整備に適しているか調べる「適地調査」を始め、航空機を使った測量が行われました。「適地調査」の一環として中岳とその周辺の約10か所で地上での現地調査が22日から始まりました。測量機器を使って地形を把握するほか道路や排水溝などインフラの位置も目視で調べるということです。期間は8月30日までの予定です。
弾薬庫の規模は現在のところ決まっていませんが、防衛省は調査の内容を踏まえて具体的な整備計画を検討するとしています。