21日から秋の全国交通安全運動が始まるのを前に鹿児島ユナイテッドFCの田上裕応援リーダーが県警から交通安全キャプテンに任命されました。

　鹿児島ユナイテッドのトレーニングセンター「ユニータ」で行われた秋の全国交通安全運動の街頭パトロール出発式には県警や交通安全協会の関係者など約70人が参加しました。

　県警によりますと2024年起きた交通事故は2023年の同じ時期と比べて33件減少しています。一方、死者は37人で2023年の同じ時期と比べて5人増えているということです。

　そして、日が短くなるこれからの時期、注目したいデータがあります。過去5年間、県内で起きた日の入り前後1時間の交通事故の件数です。日が短くなる9月から10月に急激に増えているのがわかります。

　まさにこの時期、注意が必要な交通事故。県民に交通安全に対する意識を高めてもらおうと鹿児島ユナイテッドFCの田上裕応援リーダーが交通安全キャプテンに任命されました。現役時代の2016年以来、8年ぶりにキャプテンマークを身に着けた田上応援リーダーが出発の号令を行いました。

(鹿児島ユナイテッドFC・田上裕応援リーダー)
「秋の全国交通安全運動街頭パトロールキックオフ！」

(鹿児島ユナイテッドFC・田上裕応援リーダー)
「それぞれの心がけ、意識で守れる命があると思うので、子どもたちからお年寄りの皆さんに自分で自分の命を守る方法、アイデアを伝えていけたら」

　田上応援リーダーは今後、ユナイテッドの試合などで反射材のリストバンドの配布や交通安全の呼びかけなどを行います。

　秋の全国交通安全運動は9月30日まで行われます。