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「10年に一度」レベルの高温予想 肝付で28℃…県内16地点で今年最高 早めの「暑熱順化」を

2024年4月16日 19:18
「10年に一度」レベルの高温予想 肝付で28℃…県内16地点で今年最高 早めの「暑熱順化」を

 「10年に1度」レベルの高い気温の予想、気象庁は早めの暑さ対策を呼び掛けています。16日も県内各地で2024年最も高い気温が観測され、夏日の所も多くありました。例年より早めに暑さ対策グッズを展開する施設も出始めています。

 16日午後。鹿児島市の天文館では上着を脱いで半袖になる人、アイスクリームを食べながら歩く人がいました。

(記者)
「午後3時過ぎの鹿児島市天文館。日差しはそこまで強くないが、じめっとした蒸し暑さがある。手元の温度計では27度近くまで上がっており季節外れの暑さとなっている」

 16日の県内は肝付前田で28度、鹿屋で27.1度、鹿児島市も25.9度で夏日に。県内16の地点で2024年最も高い気温を観測しました。

(親)
「暑いですね。子供も半袖です」

(内田 直之 キャスター)
「あらら格好はもう夏ですね」

 夏服で外出を楽しんでいました。埼玉からやってきたこの男性もあまりの暑さにコンビニで買った物は…

(記者)
「2リットルの水買われてますけど」

(男性)
「暑いから。喉が渇いていたから。Tシャツで来ればよかったなと正直思っている。ちょっと間違えた」

 20,21日にKYT天テレ博が開かれる中央公園を訪ねると…。子供が水遊びを楽しんでいました。

(親)
「お水気持ちいい?」

(子供)
「お水気持ちいい♪」

(内田 直之 キャスター)
「まだ4月。これから先を考えるといかがですか?」

(親)
「恐ろしい。恐ろしいですね。対策を常に考えていないといけないと思う」

 気象庁は4月11日、この先1か月の予報を発表しました。期間の前半、気温が「かなり高くなる」見込みで、九州南部・奄美は17日頃から「10年に1度」レベルの高温が予想されています。早めの暑熱順化が大切です。

 暑熱順化とは体が暑さに慣れること。早めの対策は熱中症になりにくい体を作ることに繋がります。日本気象協会は対策が必要なタイミングを「暑熱順化前線」として発表しています。鹿児島は赤色の4月下旬。まさに、今から運動や入浴をすることで汗をかき、体を暑さに慣れさせることが必要です。

 マルヤガーデンズ3階の鹿児島ロフトでは、例年より2週間ほど早く暑さ対策グッズの売り場を設けました。持ち運びに便利なハンディファン、冷却グッズなどを揃えています。また、紫外線対策のグッズも売れ行きを伸ばしています。

(内田 直之 キャスター)
「最近人気なのが紫外線対策が施されたウェア、パーカー。試着していますが、着た瞬間にひんやり。涼しさを感じるから不思議。手の甲まで対策されているので女性は嬉しいと思う。ちょっとした運動、散歩、ガーデニングなどにもおすすめ」

 大型連休を控える今は、日傘より、紫外線対策用のハットが人気です。「傘屋が作った、かぶる日傘」は紫外線カット率、遮光率100%という優れもの。ポーチに収納できる「小さくなるUVハット」も持ち運びに便利で人気です。

(鹿児島ロフト 綾 利之 店長)
「外出先だと手軽に持ち運べるものが便利。そうしたものを準備していただいて夏を楽しんでもらえればと思う」

 暑熱順化のポイントをまとめました。ウォーキングや筋トレ、ストレッチなど適度な運動がおすすめです。また、入浴もシャワーだけでなく2日に1回は湯船につかる。適度な運動や入浴で汗をかいて体を暑さに慣れさせましょう。

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