最大で約22万5320戸が停電 復旧作業を急ぐ現場に密着
台風の影響で県内では30日も大規模な停電が続いています。日置市での復旧作業に密着しました。
(熊木創平アナウンサー)
「鹿児島市と日置市の境目付近に来ている。信号機がついていない。この辺りは電気がまだ復旧していないようです」
最大約22万5320戸で停電した県内。30日も台風の影響は続いています。
(熊木創平アナウンサー)
「かなり高さのある木が電線に倒れかかって停電を引き起こしています。今、根元の部分を伐採していますね」
チェーンソーや高所作業車を使いながら妨げになっている倒木を撤去します。
(熊木創平アナウンサー)
「非常に繊細な作業が続いています。木の枝を引っ掛かっているところを切って、木の本体が持ち上がるようにしている」
道路を塞いでいた大きな木は作業員が連携し撤去。電線に損傷はなく復旧作業が完了しました。
(九電送配サービス鹿児島サービスセンター 職員)
「送電の方、お願いします」
ちょうど電気が通った頃、現場の目の前にある会社に従業員が帰ってきました。内装の工事を行うこちらの会社は29日から停電し、パソコンで行う見積もりなどの業務が進まなかったといいます。
(ミヤナガ建装 菊野信生営業部長)
「いつまでかかるかわからなかったので何をするかなという感じだったけど、早く復旧してよかった。(電気が)通っているのが一番」
(九電送配サービス鹿児島サービスセンター 椎原稜斗さん)
「電気をいち早く届けるのが我々の使命。一刻も早く復旧に尽力したい」
九州電力によりますと、県内では30日午後6時点で約6万9000戸が停電していて、広い範囲で復旧の目途は立っていません。九州電力は切れたり垂れ下がったりした電線、折れた電柱には絶対に触れないよう呼びかけています。