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新校舎工事が2度不調の「桜島学校」完成まで既存の校舎使い予定通り再来年春開校へ

2024年12月9日 18:57
新校舎工事が2度不調の「桜島学校」完成まで既存の校舎使い予定通り再来年春開校へ
 鹿児島市が整備を進める義務教育学校桜島学校」の新築工事の入札が不調に終わり、開校の時期が見通せなくなっていた問題です。9日の市議会で新たな校舎の完成まで既存の校舎を活用することで予定通り再来年4月に開校する方針が示されました。

 鹿児島市は桜島の8つの小中学校を統合し、市内初の9年制の義務教育学校「桜島学校」を開校する計画を進めています。しかし、校舎の新築工事の入札が資材費の高騰などにより2度不調となり、予定していた再来年4月の開校が難しい状況に。市教育委員会は保護者などから意見を聴き対応を検討していましたが、9日の市議会で開校の時期を変更しない方針を示しました。

(原之園哲哉教育長)
「新校舎供用開始までの期間、既存の学校を活用し(令和)8年4月義務教育学校として開校をしたいと考えている」

 各学校で開校の時期に合わせて統合のための準備を進めていることから、「開校を遅らせるべきではない」 という判断に至ったと言います。新たな校舎の完成までは現在の桜島中学校の活用を検討しているということです。

 新校舎の建築については工期や設計の見直しを進めていて、1年遅れの2027年4月の供用開始を目指し再入札を行いたいとしています。

 市教育委員会は今月桜島で開かれる整備検討委員会で地元の住民らにこの方針を説明することにしています。
最終更新日:2024年12月9日 19:29
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