【次世代放射光施設「ナノテラス」】高校生が見学 「宮城にすごい施設ができた。自分も将来使ってみたい」 新薬・新素材開発に期待(仙台市)
新薬や新素材の開発などに期待がかかる次世代放射光施設「ナノテラス」を、今年4月の稼働を前に高校生が見学した。
仙台市青葉区青葉山の「ナノテラス」を見学したのは、仙台一高の生徒およそ30人。
はじめに、生徒たちは施設の担当者から、加速器を使って電子を光に変え、物質に照射する仕組みなどの説明を受けた。
今回参加した生徒たちは理系が専攻で、巨大で複雑な施設を目の前にしながら自分たちが将来ナノテラスで研究するイメージを膨らませていた。
2年生(生物学専攻)
「宮城にすごい施設ができたんだと。生物のたんぱく質に興味があって、自分も将来使ってみたい」
2年生(医学部志望)
「ナノテラスで研究すればもっと がんの研究が進むんじゃないか と感動した」
「ナノテラス」は、今年4月から運用を開始する予定だ。