宮城県・白石高校の文化祭「白高祭」。

ステージでは生徒たちによるダンスや歌のパフォーマンスが行われ、会場を盛り上げた。
宮城県内の高校では珍しい箏曲部も「こと」の演奏を披露した。

曲「明日があるさ」
書道部のパフォーマンスでは描かれたのは学校のシンボル「龍」の絵と「舞」の文字。
「龍のように飛躍したいという意味なんですけど。高校生らしく舞いたいというテーマです」

応援団の練習体験では、参加した生徒や保護者はどれだけ大きな声で応援できるかを競った。

「必勝白高！」

今年の「白高祭」のテーマは「青春は一度きり」
生徒たちは青春を楽しんでいた。

白高祭実行委員長 熊谷慶護さん
「大人になってもずっと振り返ればすぐ思い出せるようなそんなすごく心に残っている文化祭になると思いました」

伝統的に生徒主体で運営！仙台一高の「壱高祭」

一方、若林区の仙台一高の「壱高祭」。
学校のスローガン「自発能動」に則り、伝統的に生徒主体で運営されてきた。

67回を迎える今年は、約40の部活や団体がアイデアを出し合って活動をPRした。
今年は来場者の制限はなく約8000人の市民が詰めかけ、賑わった。

なかでも人気だったのは…

水泳部の「ウォーターボーイズ＆ガールズ」アーティスティック・スイミングです。

部員男女30人が息のピッタリ合った、シンクロした演技を披露。
さらにダイナミックな宙返りジャンプ、クライマックスは運動会の騎馬戦のように“櫓”を組むと、来場者から大きな歓声が沸いた。

男女共学で「ウォーターボーイズ＆ガールズ」に

訪れた人
「若々しさが伝わってきた」
「去年より演技がパワーアップしてすごい。きれいで感動した」

水泳部 キャプテン
「すごい緊張したけど楽しんで出来て良かった。僕らが楽しんでいる姿を見てもらうことが一番の魅力」

チームは2002年公開の映画「ウォーターボーイズ」を機に発足。
2010年に男女共学になって以降、参加する女子も増えた。
そして、今では、壱高祭の新たな伝統として定着、キャプテンの伊藤さんの一高進学のきっかけは壱高祭だったという。

伊藤優杜 キャプテン
「ウォータボーイズを文化祭で見にきて一高って自由で楽しい高校だなとぜひ入りたいなと入った。まじめでがり勉という固定概念を覆して自由で楽しくやっているところを見せれたら」

8月最後の週末、宮城県内76の公立高校のうち、約30校で文化祭を開催。
多くは制限なしの一般公開で行われ、生徒たちは、これまでの活動を存分に披露していた。