<“ネット”でのいじめ生まない>小中学生が意見交換 「表情がわからなくて、軽く言った言葉が相手を傷つけてしまう」(宮城・角田市)
宮城・角田市では、市内の小中学生によるいじめを防止するための意見交換会が開かれた。
これは、角田市教育委員会が毎年開いているもので、市内にある7校すべての小中学校から児童や生徒が参加した。
テーマは「“ネット”でのいじめを生まないためにはどうしたらよいか」。
学校や学年もバラバラの4つのグループに分かれ、それぞれの考えを述べあった。
話し合い
「ネットで悪口を言わない。ネットって、たぶんいろんな人に一瞬で広まっちゃうから」
子ども達からは、表情が見えない分ニュアンスを伝えるためにスタンプを活用する。友達がうつった動画などをSNSにあげる時は許可をとる、などの意見が出された。
女の子
「表情がわからなくて、自分が軽く言った言葉でも相手を傷つけてしまう可能性があるので、そこは怖い」
男の子
「SNSを使うときは、相手の気持ちを考えてから行動していきたいと思います」
角田市では、昨年度ネットでのいじめが5件報告されているという。
市教委では、SNSで困ったことがあったら親や先生に相談することや、想像力を持って相手に接することなどを、呼びかけている。