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【特集】全国600チームで東北勢初優勝!中学生離れのピッチング 練習は短時間で集中?強さの秘密に迫る

2024年9月5日 20:15
【特集】全国600チームで東北勢初優勝!中学生離れのピッチング 練習は短時間で集中?強さの秘密に迫る

宮城県大崎市内を拠点とする中学生の硬式野球チームが、8月、所属リーグで日本一になった。
全国約600チームがしのぎを削るリーグの中で、優勝したのは東北勢として初の快挙。
次なる目標に向けて、すでに動き出している。

宮城県大崎市内の野球場では、日も沈んだ頃、グラウンドに大きな声が響いていた。

部員
「1,2,1,2」

全国600チームがしのぎ削るボーイズリーグで東北勢「初優勝」

中学生の硬式野球チーム「宮城仙北ボーイズ」
チームが所属するのは全国各地、約600チームがしのぎを削る「ボーイズリーグ」。

ダルビッシュ投手や田中将大投手も所属していたこのリーグの全国大会で「宮城仙北ボーイズ」は東北勢として初めて、優勝を果たした。

練習するのは基本的に「火曜」と「木曜」の夜、そして休日。

「お願いします!」

県内を中心に岩手県から通う選手もいるこのチームは、2時間という限られた時間を有効に使い、チームОBや社会人野球を経験したコーチ陣とともに集中して練習に打ち込んでいる。

強さの秘密は「選手層の厚さ」

田中監督
「うちのチームは補欠っていないんですよ。一番手も二番手も出た選手が活躍してくれるもんですから。ここ一番、絶対勝たなあかんなって時にはやってくれる」

そして、強さの秘密は「選手層の厚さ」。

なかでも、投手陣はタイプの違う8人を擁し、緩急自在に打者を打ち取るアンダースローのピッチャー。
そして、中学生にして最速141キロを投げる本格右腕。

ベンチ入りする20人が試合ごとに変わるほど競争が激しく、その一方で、試合に出ればそれぞれの役割に徹することができるのも強みだ。

「誰一人として欠けていたらこのチームは成り立ってない」

菅原 選手
「(選手間の競争は)激しいです。自分たちのチームは短いイニングを抑えて継投で勝つ感じなので投手がいっぱいいるので安心感はあります」

山田 選手
「1年生の時はチームがバラバラだったけど、きつい冬の練習などを乗り越えてみんなが一つになってきて結果が出てきているんだなと思います」

リーグ優勝を果たした今、次に見据えるのは中学硬式野球の頂点。
週末には、リトルシニアやポニーリーグなど、同じ中学生が参加するリーグの優勝チーム同士が戦うチャンピオン大会が控えている。

高橋 キャプテン
「誰一人として欠けていたらこのチームは成り立ってないと思うので全員でつかみ取る日本一を目標にやってきます」

選手全員
「日本一になるぞ!」「よーし!」

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