白石市が行った工事の入札に関わる官製談合事件で、事前に予定価格などを工事業者に伝えたとして逮捕された市の職員が、21日に送検された。

警察は、同じ業者が落札した他の工事についても調べを進める方針だ。

21日朝、仙台地検に身柄が送られたのは、白石市役所・上下水道事業所の係長　平間大地容疑者（36）。

警察によると、平間容疑者は2023年9月に白石市が発注した配水施設の改修工事の入札で、工事業者に対して事前に予定価格などを伝えた疑いで19日逮捕された。

平間容疑者は、工事予定価格を決めるにあたって参考となる金額を計算する立場だったことが分かっている。

一方、この工事を請け負い逮捕された草刈工務店・代表草刈俊彦容疑者（63）も、21日朝に送検された。

2人の認否は、捜査に支障が出るとして明らかにされていない。
警察は、草刈工務店が落札した他の工事についても調べ、余罪がないか捜査する方針だ。