【一覧】体重・身長の年齢別結果 宮城の順位、親世代との比較も掲載【2024年度学校保健統計調査】
文部科学省が2024年度に実施した全国の子どもの発育状況に関する調査結果を公表した。
宮城県内の子どもは「肥満傾向」の割合が高く、小学5年生の女子が全国1位となった。
文部科学省は、毎年全国の5歳~高校3年生までの身長や体重などを調べる「学校保健統計調査」を行っている。
その結果が12日に公表され、宮城県内で肥満度が20%を超える「肥満傾向」の子どもの割合が、男子は9割以上、女子は8割以上の年代が、全国平均を上回った。
このうち、小学5年生の女子は16.82%で全国1位となったほか、中学3年生の女子が全国2位、小学2年生・中学2年生の男子が全国3位等となっている。
県は、食習慣や親の生活の影響など複合的な要因があるとみて、食育の推進や体を動かす習慣を呼びかけていくという。
男子は14歳以外の年齢区分で、全国平均を上回っている。
また、女子は7歳、14歳、16歳、17歳以外の区分で全国平均を上回っている。
子世代と親世代(30年前)を比較すると、身長は男子は半数以上の年齢区分、女子は4割以上の年齢区分で増加している。
体重は、男子は3割以上の年齢区分、女子は7割以上の年齢区分で減少している。
最も差が大きいのは、男子は身長体重ともに11歳。
女子は、身長が10歳、体重は17歳で最も差が出ている。