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【教員5人<懲戒処分>受けず】いじめ苦に母娘が心中図ったとされる事件 市教委が「いじめ重大事態」と判断(仙台市)

2024年6月18日 19:00
【教員5人<懲戒処分>受けず】いじめ苦に母娘が心中図ったとされる事件 市教委が「いじめ重大事態」と判断(仙台市)

仙台市の小学2年生の娘へのいじめを苦に母親が心中を図ったとされる事件で、当時の校長や担任など教員5人が懲戒処分を受けていなかったことが分かった。

この事件は、2018年 仙台市泉区の小学2年生の娘へのいじめを苦に、母親が自宅で心中を図ったとされるもので、仙台市教委は第三者委員会での議論などを経ておととし「いじめ重大事態」と判断している。

18日の仙台市議会で、伊藤優太市議が関係者の処分について質問したところ、当時の校長や教頭、学年主任、それに女子児童と加害児童それぞれの担任の5人いずれも懲戒処分にしなかったことが明らかになった。

市教委の説明では、去年9月 市教委幹部でつくる賞罰審査委員会で「学校側の対応は一部不適切だったが、児童間のいじめを助長しておらず、職員は一定の対応を行っていた」と判断されたとしている。

女子児童の遺族は、ミヤギテレビの取材に対して「報告すら受けていないのは、遺族をばかにしているのではないか。市教委の言う一定の対応とは何なのか説明してほしい」と話している。

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