東北のインバウンド数、過去最多の200万人超 台湾からが半数近く占める
東北運輸局によると、去年1年間の東北6県の外国人宿泊者数はのべ229万3770人で、これまで最多だったコロナ禍前の2019年を23.9%上回り過去最多となった。
このうち宮城県は76万9540人で、こちらも過去最多の宿泊者数。
増加した要因として、東北運輸局は好調なインバウンド需要に加え、仙台空港など東北各地の空港で国際線の直行便が再開したことなどをあげている。
国別にみると、最も多いのは台湾で48.0%。次いで、中国が10.1%。東南アジアが9.4%となっています。東北運輸局は今後、欧米圏など伸びしろがある地域に対して東北の魅力を発信していく方針。
また、インバウンド需要の高まりはクルーズ船にも表れていて、県によると、来年度、県内に寄港する外国クルーズ船は今年度より2隻おおい9隻で、過去最多となる見込み。
このうち4隻は県内に初めて寄港する船で、県はクルーズ船の外国人観光客に向けたツアーを企画するなどして魅力を発信していく予定。