「女性参加で成功の確率高く」核軍縮など平和実現へ 女性の役割の重要性を考える講演会《長崎》
核軍縮や平和の実現に向けた女性の役割を考える講演会が、長崎市で開かれました。
講演会では、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木 達治郎教授が「原爆を開発する過程で女性の意見がほとんど反映されていなかった」と指摘。
核軍縮などを進めるうえで、女性が意思決定に参加する重要性について語りました。
(RECNA長崎大学 核兵器廃絶研究センター 鈴木 達治郎 教授)
「核兵器問題とジェンダーは今までつながりがないと言われていたが、和平交渉や軍縮交渉する時に、女性が参加する形式を組んでいくほうが、より成功の確率が高くなると思う」
また 鈴木教授は「被爆者の体験の声そのものが、核兵器の使用を止めてきた実績を、後世に伝えていく必要がある」と訴えました。
(参加者)
「被爆者の人たちは(年々)少なくなってしまうので、長崎に生まれた人間として、若い世代や自分のこども達に繋いでいく役割がある」
参加者たちは平和に向けて女性が果たせる役割について考えていました。
最終更新日:2025年1月31日 19:33