深刻化する教員不足の解消につなげる取り組みです。

教員免許を持っているものの、教職の経験がない人などを対象にしたセミナーが開かれました。

（県教育庁の職員）
「生徒がわかったと言ってくれたり、いきいきと表現していたりしたときに、すごくやりがいを感じる」

6日、県教育委員会が開いた「ペーパーティーチャーセミナー」。

教員免許を持っているものの学校現場から離れている人や、教職の経験がない人など、約100人が参加しました。

（参加者）
「講師として勤めたことがある。結婚して県外に出て教員免許の更新の制度が始まって、(更新の)機会を逃したままずっときたので、免許のこととか話を聞けたら」

教員の経験を持つ県教委の職員が、学校での役割や1日の流れなどを説明し、仕事のやりがいを伝えました。

深刻化する教員不足。

特に、病気や出産などで勤務できなくなった場合の代わりを務める教員が、公立小中学校や県立学校で計40人ほど不足しているそうです。

（県教育庁働きがい推進室　金子 敏之参事）
「学校現場で勤めたいけど不安があるという人に来てもらって、少しでも不安を解消してほしい。それが最終的には、人材の確保につながっていくと思う」

県教委は、教育現場で働きたい人がスマートフォンなどで求人情報を受け取れるシステムの運用を始めていて、非常勤の講師などの人材確保につなげたいとしています。