5月返還の見通し「盛大に迎えたい」韓国人窃盗団に強奪された仏像 日韓が合意し24日手続きへ《長崎》
盗難から12年あまり。5月に日本に返還される見通しとなりました。
対馬市の寺から盗まれ、韓国で保管されている仏像について、日韓双方が返還に合意し、来週にも手続きが行われることが分かりました。
対馬市の観音寺に返還されるのは、県の有形文化財「観世音菩薩坐像」です。
2012年10月に韓国人窃盗団によって盗まれ韓国で発見されていましたが、おととしの10月、韓国最高裁が観音寺の所有権を認める判断を示していました。
観音寺によりますと、裁判で所有権を主張していた韓国の浮石寺と先月、返還に合意し、今月24日に韓国で返還手続きを行うということです。
その後、浮石寺に貸与し、100日間の法要が行われるため、仏像が対馬に戻るのは5月になる見通しです。
観音寺の前の住職田中 節孝さんは「13年近く待ってようやく実現した。対馬に返ってくる時は盛大に迎えたい」と話しています。
最終更新日:2025年1月17日 20:03