台風10号で運休 徐々に ”再開” する公共交通機関 通勤や通学を急ぐ市民《長崎》
ゆっくりとしたスピードで九州を横断した台風10号。
29日は、運行を見合わせた公共交通機関も徐々に再開しています。
台風の島原半島通過から一夜明け、交通機関は朝から徐々に運転を再開。
通勤や通学を急ぐ市民の姿が見られました。
(男性)
「ようやく路面電車が動いているので助かった」
(女性)
「県営バスが8時からしか動かないので、来ても始発だといっぱいで乗れないと思って路面電車に変えた」
長崎電気軌道の路面電車は、午前6時半頃から運転が再開されました。
(冷川 小粹アナウンサー)
「長崎駅前のバス乗り場。雨はまだ降っているが、午前8時頃から運行が再開したということで、少しずつバスを待つ人が増え始めた」
県営バスや長崎バス、西肥バスは、路線バスを中心に順次再開。
ただ、高速バスの多くは「終日運休」となりました。
また、始発から運転見合わせとなっていた西九州新幹線は、午後3時に臨時ダイヤで運転が再開。
(JR利用者)
「本来はきのう(29日に)帰る予定だった。やっと帰れる」
「インターンシップをやる予定だったが、木曜日、金曜日が中止になって。武雄温泉まで帰って(家族に)迎えに来てもらう。(再開は)うれしい反面、2日間何もできなかった心残りがある」
■空の便
一方空の便は、オリエンタルエアブリッジが31日の午前中を中心に、日本航空と全日空は長崎空港発の始発便の欠航を決めています。
本土と離島を結ぶ海の便は、一部で30日夕方から運航を再開しています。