海洋生物との衝突事故を想定 九十九島遊覧船で実際の事故に近い状況で訓練実施《長崎》
遊覧船が海洋生物と衝突事故を起こしたことを想定した訓練が、佐世保市で行われ、参加した海上保安部や消防など6団体が、連携を確認しました。
九十九島遊覧船「みらい」が航行中に海洋生物と衝突、多数のケガ人が出たという想定です。
訓練には、佐世保海上保安部や消防局、DMATなど6つの団体から、約120人が参加しました。
(訓練の様子)
乗客役として参加した看護学校の学生が、救助を求めてパニックを起こすなど、より実際の事故に近い状況を想定して行われました。
(佐世保海上保安部 井上 昭典 部長)
「お客さんがたくさん乗られた客船は、今まで以上にやってくるかと思うので、事故や災害は備えていないところに発生すると思っている。しっかり備えて事故の発生を防いでいきたい」
旅客船事故の訓練は4回目で、負傷者の救助や搬送など、関係機関の連携を確認しました。