長崎医療センターでも組合員らがシュプレヒコール「全医労」「長崎民医労」がストライキ実施《長崎》
県内の医療機関や介護・福祉の事業所で働く職員の労働組合が、賃上げなどを求めストライキを行いました。
また 国立病院機構の労働組合も抗議の声をあげました。
長崎市の上戸町病院でストライキを行ったのは、医療機関や介護・福祉の事業所の職員らで組織する「長崎民医労」です。
今年の春闘では、月5万円以上の賃上げや人員増加などを求め、12日に団体交渉を行いましたが、妥結に至りませんでした。
これを受け、民医労は診療に影響のない体制での指名ストライキを行い、「より良い医療提供のための改善を」と抗議の声をあげました。
(労働組合員)
「長時間労働。低賃金。そして人手不足。これらの課題は、私たちだけの問題ではない。患者や利用者にとっても、大きな影響を及ぼしている」
(長崎民医労 的野 昌志 執行委員長)
「物価高騰により、みんな生活が苦しい状況。人手不足により、疲弊した中で日々奮闘している。しかしそれに見合った給与が実現できていない」
また 国立病院機構の労働組合「全医労」でも賃金のベースアップを求め、きのう交渉に臨んだものの決裂し、ストライキを実施。
大村市の長崎医療センターでも、組合員らがシュプレヒコールをあげました。
国立病院機構は「ストライキを回避できなかったのは残念」と話しています。