平和教育「対話型授業」のあり方は 課題について教員ら意見交わす わかりやすく伝える方法は《長崎》
平和教育講演会が長崎市で開かれ、「対話型授業」のあり方や課題などを共有しました。
長崎市で行われた平和教育講演会には、現場で携わる教員らおよそ100人が参加しました。
テーマとなったのは、「対話型授業」。
多様な意見に耳を傾けながら自分の考えを持ち、広げる力を身につけるための教育です。
(長崎市教育委員会 松木寿和 主任指導主事)
「対話型授業の公開を通して義務教育9年間における平和教育のさらなる充実を目指している」
今年度は小中学校あわせて3校が実践協力校となり、「戦争を止めるには?」「原爆投下は正しかったか」といったテーマで行われたということです。
児童、生徒へのアンケートでは、自分の考えを持つことが「できた」や、さまざまな考えを聞いて受け入れることが「できた」といった肯定的な意見が多数を占めた一方で、課題もありました。
(長崎市教育委員会 松木寿和 主任主導主事)
「わかりやすく伝える方法は何かやどのように他者の意見に傾聴していくかは苦手にしている子どももいた」
講演会では、修学旅行などを通じ広島市の小学校と「交流学習」を実施した報告も行われました。
(小学校の教員)
「経験を重ねていくことでお互い発信していけるようになっていくので回数を重ねていくことが大事」
( 中学校の教員)
「激動の時代になってきているのでいろんな手法がこれからもあると思うので我々教師側もしっかり勉強しながら一緒に取り組んでいかないといけない」