「お父さんお母さん倒せます」 五輪メダリストによるレスリング教室 子どもたちにタックルを伝授 つらいことを乗り越える大切さなどを伝える 鳥取県倉吉市
1月13日、オリンピックメダリストによるレスリング教室が鳥取県倉吉市で開かれ、タックルのやり方などが伝授されました。
13日、倉吉市を訪れたのは、パリオリンピック金メダリストの鏡優翔選手と、銀メダリストの高谷大地選手。子どもたちにレスリングを教えに来たのです。
この教室は鳥取県レスリング協会が主催し、県内に住む約80人が参加。子どもたちと準備運動をしたのち、レスリングの技「タックル」を伝授しました。相手の股下に足を置き、そのまま下半身に抱きついて前に走るという技を実践。そしてメダリスト指導のもと、子どもたちは2人1組となり、レスリングの受けと攻めを練習していました。
レスリング男子銀メダリスト 高谷大地 選手
「今のがタックルです。なのでみんなお父さんお母さん倒せます」
また、選手への質問も行われました。
参加者
「世界で戦えるような選手になるにはどうしたらいいですか」
パリオリンピック金メダリスト 鏡優翔 選手
「ちょっと人より多く何かをやることです。みんながやってない間に寝る前に腕立て10回して寝るとか、そういうのを継続すること」
さらに、小さな目標をこなして、できることを増やしてきた、という経験や、楽しいことだけでなくつらいことを乗り越える大切さなどを伝えました。
参加者
「レスリングやってるんですけど、言われた通り人より多くする(こと)とかがんばってもっと(練習などを)多くしたいです」
レスリング銀メダリスト 高谷大地 選手
「子どもたちの笑顔に触れることで我々もすごく元気をもらったるするので、すごく有難いことだなと」
パリオリンピック金メダリスト 鏡優翔 選手
「レスリングは怖いイメージが多いので、そこが変わってくれたらいいなと思います」
鳥取県レスリング協会は、こうした体験は身体能力を養う良い機会として、様々な運動に活かしてほしいと話していました。