3連休に大雪 今季"最長寒波"の影響は? 交通機関も通行止めや欠航に 一方で雪景色の松江城や鳥取砂丘を楽しむ人々も 鳥取県・島根県
居座る今季”最長寒波”。この影響で3連休の山陰地方は大雪に見舞われました。
3連休初日の2月22日。鳥取市のJR鳥取駅前では、雪の中、先を急ぐ人の姿が。路面にも雪が降り積もっていました。こうした中、積雪や路面の凍結で事故が相次ぎました。鳥取市では、スリップして動けなくなる車や、ほかの車に追突する事故が発生しました。
3連休中日の23日。雪が落ち着いた地域もあり山陰の観光地には人の姿も。島根県松江市の国宝・松江城では海外から観光客が訪れ、雪の降る中、城下の堀を小船で巡る「堀川めぐり」を楽しんでいました。
一方、鳥取市の鳥取砂丘は白銀の世界へと様変わり。
観光客
「これ素晴らしですね。これちょっとびっくりしました。砂丘が白いっていうのが、初めての経験なんで」
「景色がきれいで感動しました。ここでゴロゴロしたりするかもしれません」
思いがけない美しい光景に観光客は驚いた様子でした。
鳥取砂丘ビジターセンター 大西真也 レンジャー
「3連休の中日ということもありまして。雪の季節でも多くの人にいらっしゃってもらって大変ありがたく思っております」
この日、鳥取に積もった雪の深さは40センチ余り。降り積もる雪の影響は意外なところにも。
大坪千成 記者
「一面、雪景色の鳥取砂丘です。雪が降り積もっていまして、柵も撮影用の台も埋まってしまっています」
普段は腰ほどの高さにある柵や、撮影用の台が、雪ですっぽりと隠れてしまっていました。
そして連休の最終日となった24日。23日の夜から24日の朝にかけて降った雪により、朝から店舗の従業員が、雪かきに追われていました。
除雪する人
「区画を線を見えるようにして、止めやすいようにということで、まぁ一度には無理なんで、見える範囲で見ていただいて止めやすいようにということで心がけて除雪しています」
この雪で交通にも影響が。山陰道の松江玉造インターチェンジから出雲インターチェンジなどが一時、上下線ともに通行止めとなりました。
また、米子空港では、午前中の羽田行きの2便が欠航。機体を除雪する車両が故障したためだということです。
利用客
「雪降ってるなぐらいだったんですけどね。まさか欠航になるとは思ってなかったんで、びっくりしましたね」
午後からは、運航しているということです。
山陰地方の雪のピークは過ぎましたが、夕方にかけて寒気の影響が残り、時折、強く雪が降る時間帯もありました。
25日の山陰地方は、日中晴れ間が広がり気温が上がる見込みで、山地では雪崩に注意が必要です。また、朝晩の冷え込みが強くなるため路面の凍結による交通障害にも注意してください。