「穏やかに見守って」シロイルカ2頭の出産準備が本格化 2頭とも体調安定 エコーで赤ちゃんの動きを確認 島根県・しまね海洋館アクアス
赤ちゃんを迎える準備です。島根県の浜田市と江津市にまたがるしまね海洋館アクアスでは、シロイルカが出産準備に入るため、6月4日、観覧ゾーンを縮小する作業を行いました。
本格的に出産への準備に入ったのは、シロイルカの「アンナ」と「アーリャ」の2頭です。アンナは6月から8月ごろ、アーリャは7月から9月ごろに出産を控えています。初産の場合は成功率は30パーセントほどと極めて難しいシロイルカの出産。アーリャは3回目、アンナは2回目の妊娠と出産は経験していますが、しまね海洋館アクアス別館のシロイルカ繁殖プールでは、刺激を減らすためのパーティションを設置。6月5日以降はパーティション越しの観覧となります。
2頭とも現在、体調は安定していてエコーで赤ちゃんが動いているのが見えるということです。
しまね海洋館アクアス海獣展示課 中根花歩さん
「パーテーションはマジックミラーになってますので、人側からは見えるんですけどイルカ側からは見えないものになってます。穏やかに見守っていただけるとありがたいです」
出産の兆しが見られた段階で別館は封鎖しますが、本館でのシロイルカのパフォーマンスは通常通り行うということです。