日本紅班熱の患者を確認 鳥取県内で今年1例目 病原体を持ったマダニに刺されると感染
マダニに刺されると感染する日本紅斑熱の患者が5月28日に鳥取県で確認されました。鳥取県内での今年1例目の発生となります。
病原体を持ったマダニに刺されると感染する日本紅班熱は、発しんや高熱などの症状がでる感染症です。鳥取市保健所によりますと、感染が確認されたのは鳥取県岩美郡に住む80代の女性で5月23日に発熱し医療機関を受診。その後も症状は改善せず、全身の発しんや40℃台の発熱などあったため、入院したということです。
遺伝子検査の結果、日本紅班熱の感染が確認されました。女性は日常的に農作業を行っていたということです。
保健所は山林での作業や農作業などの時には、長袖や長ズボンなど肌が出ない服装を心掛け、マダニに刺されないよう、注意を呼び掛けています。