【町田気象予報士解説】山沿いを中心に積雪が増加する見込み 寒波の影響は3連休にも続き山間部や斜面では雪崩に注意
2月17日から長引いている寒波。2月21日以降も雪が降り、山沿いを中心に積雪が増加する見込みです。大山では新雪による雪崩に注意してください。
今後の天気について、21日午前9時の予想天気図です。冬型の気圧配置は緩み、等圧線は縦じま模様から少しゆるんだ形になりそうです。また、風が集まる「シアライン」が山陰に近づく見込みです。この影響で、平野部にも雪雲が流れ込むでしょう。発達した雪雲が同じ場所に長くかかると、短時間で一気に雪が積もる恐れがあります。
2月21日以降の、雪の予想を見ていきましょう。21日午前0時、3時、6時、9時になると再び鳥取県や島根県東部には、日本海で発達した雪雲が流れ込みそうです。雪雲は途切れながらかかるため、降る場所と降らない場所の差が大きくなるでしょう。日中はみぞれになるところもありますが、気温が下がると再び雪の範囲が広がる見込みです。
2月22日になっても雪は降り続き、鳥取県を中心に降ったりやんだりを繰り返しながら、少しずつ積雪が増えていきそうです。路面の凍結に十分注意し、スリップや転倒を避けるために慎重に行動しましょう。
寒波の影響は3連休にも続きます。山間部や雪が積もりやすい斜面では、雪崩が起こるリスクがありますので、山への立ち入りは控えるようにしましょう。