まるで“アユの滝” 初夏の日差しに包まれながら園児たちが1万匹の稚魚を放流 鳥取県日野町
5月24日の山陰各地は、初夏の日差しに包まれました。この晴天の下、鳥取県日野町では園児たちが、地元を流れる日野川にアユの稚魚を放流しました。
園児ら
「大きくなーれ」
このアユの稚魚の放流は、子どもたちに地元の日野川など、美しい自然に親しんでもらおうと毎年この時期行われていて24日は、ひのっこ保育園の園児たち9人が参加しました。
園児たちが、漁協の関係者とともに放流したのは、体長9センチほどのアユの稚魚1万匹です。それぞれ小さなバケツに入れたアユの稚魚を「大きくなーれ」と声をかけながら川に放流していました。
また、トラックの水槽からまるで“アユの滝”のように一斉放流も行われ、園児たちは大きな歓声をあげていました。
参加した園児
「楽しかった」
「でかくなってほしい」
日野町水産振興連合会長 尾光貴副 会長
「地元の自然ということで環境がね、これだけ緑があって川もきちんと流れていて子どもたちが楽しそうに放流してくれたので良かったなと思っています」
日野川のアユは、懸念されていた天然遡上が予想以上に多く見られ、順調に成育しているということです。日野川のアユ漁は、6月1日に解禁されます。