「サルでも毎月100万円」という副業広告を信じ、現金約20万円をだまし取られる特殊詐欺が鳥取中部で発生しました。

架空料金請求詐欺の被害にあったのは、鳥取県中部に住む20代の女性です。鳥取県警によりますと、女性は9月10日、自分のスマートフォンでインスタグラムを見ていたところ「サルでも毎月100万円」という広告が流れ、副業に興味があったため、その広告ページ内にあったLINEのアカウントを友達登録。

するとそのアカウントから指定された動画のスクリーンショットを送信するという副業を紹介され、実際に行ったところ自身の電子マネーアカウントに入金されたため、女性は副業として正式に始めることにし、LINEとは異なるメッセージアプリをダウンロードしました。

女性はしばらく副業を続けたところ「高報酬の課題に参加していないので報酬が減りました」とメッセージが届き、報酬を減らしたくないと思い高報酬の課題を行うことに。その課題に参加するには、事前に参加費用が必要として、女性は指定された口座に3回にわたり、現金約4万3000円を振り込みました。しかし、3回目の振り込みで操作ミスがあったとしてさらに現金15万円を振り込んだということです。

その後、さらなる請求を要求されたため女性は不審に思い親族に相談したところ、詐欺だと認識したということです。

警察は「簡単」「高収入」とうたう副業広告は詐欺だと疑ってほしいと注意を呼びかけています。