「まだ無くせない」名川秋まつりを町の無形民俗文化財に指定 青森県南部町
南部町は剣吉地区に伝わる現在の「名川秋まつり」を町の無形民俗文化財に指定しました。
きょうは南部町の高橋教育長が剣吉諏訪神社で名川秋まつり実行委員会の山田会長に文化財の指定書を交付しました。
まいとし9月に行われている「名川秋まつり」は、剣吉諏訪神社の祭礼を前身に神社行列と山車に備わる舞台での手踊り披露が特徴の郷土色豊かなまつりです。
特に神社行列のなかでみこしのあとに続く三味線と太鼓、鐘の囃子方「商宮律」や神社の役員が交代でまつりを取り仕切る「年番制」の制度などが、まつりの続く250年以上前から厳格に残っていることが高く評価されました。
★名川秋まつり実行委員会 山田賢司会長
「我々小さい頃からこのお祭りずっと一緒に楽しんできたお祭りですから、まだ無くせないという思いが強くなった次第です」
文化財指定を受け、関係者は引き続き保存継承につとめたいと話していました。
最終更新日:2025年1月21日 17:07