トラック×貨物船 青森県が県産品を試験輸送 物流2024年問題に対応 運転手の負担は大きく軽減 「効率的に1人の人がたくさんの荷物を運ぶ体制が求められている」
トラック運転手の負担軽減を図るため県は貨物船を組み合わせて県産品を神奈川県の港まで運ぶ輸送試験を行いました。
輸送試験は物流の2024年問題に対応する一環として県がトラックや貨物船などの組み合わせを検証するため行いました。
ニッスイが八戸市内の工場で製造したサバ缶とサケ加工品の瓶詰め合わせて18トンを八戸通運の物流倉庫でトレーラーの荷台部分に30分で積載。
そして八戸港から荷台部分だけを貨物船に積み込むとおよそ600キロ先の神奈川の川崎港まで海上輸送します。
輸送試験は陸送する距離がそれぞれの港と配送先の間のわずか数キロで、600キロ近く走るトラック輸送に比べると運転手の負担は大きく軽減されます。
★県港湾空港課 山形卓也 総括主幹
「いままでトラック輸送に頼ってきた部分が多かったのですが今後人口減少していくなかで効率的に1人の人がたくさんの荷物を運ぶ体制が求められていると考えています」
★八戸通運 山内豊 海運部長
「今後運送業の方がどんどん増えていけばよいかなと思っていますのでぜひともどんどん荷物を集めまして今後八戸港の商品を輸送したいと思っています」
県は検証結果を年度内にまとめたいとしています。