統合新病院の整備候補地として合意「スケート場一帯」への受け止めさまざま
新病院の整備候補地として合意された「県営スケート場一帯」についてです。見直しから1年での決着を歓迎する一方、十分に議論が尽くされたのか疑問の声も聞かれました。
整備候補地はきのう宮下知事と西市長の会談で災害時の拠点病院としての立地を重視し県営スケート場一帯に決まりました。決定から一夜、スケート場周辺では。
★公園の利用者
「青森県全体の方々患者さんもいらっしゃると思うので交通アクセスも考えるとスケート場近辺がベストなのかなと考えています」
病院ができることで公園の利用が制限されないか不安を抱く人もいました。
★公園の利用者
「騒音とか問題なければですけど時間制限とかそういうのもあるのかなと」
一時最有力の候補地だった青い森セントラルパークでは。
★周辺住民
「交通の便を考えると道路直したみたいですけど絶対ここは混みますよね」
★周辺住民
「(スケート場周辺も)全体的な道路の混雑とか救急車の車両の騒音とかどうなるんだろう」
宮下知事が候補地の見直しを表明してから1年。県議会では早い決着を歓迎する一方で、議論が尽くされたのか疑問の声もありました。
★自民党 山田知議員総会長
「整備場所について早期に決定してほしいなと思っていましたので今回の知事と市長との整備場所の合意につきましてほっとしております」
★新政未来 田名部定男代表
「短時間でやってしまったから、もう少し時間をかけるもの8月中に、9月中にという話でタイムスケジュールありきできたような感じがして」
青森市議会でも反応はさまざまでした。
★自民クラブ 花田明仁議員
「それぞれ悩んでその結果だと思いますから どっちに決まってもわれわれもいいなと思っていましたので良かったのではないでしょうか」
★市民クラブ 木下靖議員
「しっかりした比較検討の議論があったのかというのには疑問を持っていますし(県の協力は)確約ではないですし 具体的な数字も示されていないのでそれをもって市の方が納得したというのもどうかなと思いますよね」
開院目標は2032年10月。住民や利用者の不安を解消するため、県と青森市のよりいっそうの連携と情報発信が求められます。