愛媛県 職員の給与引き上げや県民文化会館の厨房設備更新など約32億円の補正予算案 県議会に提案
職員の給与改定や県民文化会館の厨房設備更新に伴う費用などを盛り込んだおよそ32億円の補正予算案を審議する12月県議会が、29日開会しました。
29日に開会した12月定例県議会には、一般会計と企業会計あわせて31億9332万円の補正予算案が上程されました。
中村知事は、「県内経済の持続的な発展に向けては、外需の獲得など実需の創出につながる経済活性化策の重要性が一段と高まっている」と提案理由を説明しました。
予算案には、大型コンベンションを誘致するため県民文化会館の館内レストラン再開に向けた厨房設備の修繕・更新などに5225万円。
県美術館を中核とした文化観光の振興を図るため、所蔵品の展示環境整備や作品のデジタル化による魅力と発信力強化の取り組みに599万円が盛り込まれています。
また、人事委員会の勧告に基づき、一般職員で月給を1.08パーセント引き上げるなどの給与改定に30億363万円が計上されています。
12月定例県議会は、12月4日に一般質問がはじまります。