西条市の養鶏場のニワトリ「鳥インフル」と確認 愛媛県が24万羽の殺処分進める
きのう、西条市の養鶏場で複数のニワトリが死んでいるのが見つかり遺伝子検査の結果、けさ、鳥インフルエンザの感染が確認されました。愛媛県は、感染を封じ込めるためきょうから24万羽の殺処分を進めています。
中村知事:
「感染拡大の防止を最優先に、全庁をあげて取り組んで対策に万全を期してください」
けさ県庁では防疫対策本部会議が開かれ、中村知事らが今後の対応などを確認しました。
きのう西条市の養鶏場で、ニワトリ8羽が死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、けさ、高病原性の「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが確認されました。県内での感染は2022年1月以来です。
県では感染を広げないため、きょうから、鳥インフルが確認された養鶏場など3つの養鶏場のニワトリおよそ24万羽の殺処分を進めています。
県によると、これまでのところこの養鶏場以外で異常は確認されていないということです。
養鶏場のある西条市河原津では、県の担当者が住民に感染を広げないための消毒ポイントなどについて説明しました。
県の担当者:
「大きい道路とかなかのせまい道を特段遮断するとか、そういうことは考えておりません」
住民:
「今まで経験してますから2回地域の住民に迷惑をかけるということがなければ、それほど今回も前回経験したようなことで事は済まされるんだろうなと感じてます」
県は、けさからニワトリや卵などの搬出が制限される半径10キロ圏内周辺5か所に消毒ポイントを設置したほか、制限区域内の養鶏場を出入りする車両の消毒など対応にあたっています。
またとべ動物園では全国での感染を受け、これまで行っていた防鳥ネットなどに加えて、動物とのふれあいイベントを中止するなど、新たな防疫措置を講じることにしています。