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自衛隊が本四高速と合同訓練 災害時の緊急輸送を想定 災害派遣を想定した無線訓練も実施

2025年1月15日 19:11
自衛隊が本四高速と合同訓練 災害時の緊急輸送を想定 災害派遣を想定した無線訓練も実施

 南海トラフ地震に備え初めての訓練です。高速道路の運営管理会社と自衛隊が、災害時に緊急輸送路を確保する大掛かりな訓練を、実際の高速道路上で行いました。

 倉敷市の瀬戸中央自動車道で行われた訓練は、地震の影響で道路の片側が通行出来なくなったとの想定で始まりました。陸上自衛隊が中央分離帯のガードレール25メートルほどを取り外し、反対車線からの緊急車両が通行できる様、手順を確認。

 瀬戸大橋などを運営管理する本州四国連絡高速道路と、中国地方の防衛や警備を担う陸上自衛隊第13旅団が、災害発生時に関する確認書を昨日(14日)結んだことから、訓練が初めて実現しました。本四高速は明後日(17日)、四国4県を管轄する陸上自衛隊第14旅団とも同じ内容の確認書を結ぶ予定です。

 一方、岡山県真庭市では、自衛隊が災害で電話が使えなくなったことを想定した無線訓練を行いました。

 真庭市役所を訪れたのは、陸上自衛隊日本原駐屯地の第13高射特科中隊の隊員達。訓練は、大規模災害で電話が通じなくなった真庭市へ派遣された想定です。

 隊員が設置しているのは、高さ8メートルになる無線アンテナ。活動拠点の市役所と駐屯地を無線で介し、通信の手順を確認しました。第13高射特科中隊は今日、真庭市の他、新見市、高梁市など、災害派遣を担当する5つのすべての自治体で同様の訓練を行いました。

最終更新日:2025年1月15日 19:11
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