JR芸備線「再構築協議会」現状の芸備線の価値は?試算など報告
岡山県と広島県を走る、JR芸備線の在り方を考える「再構築協議会」。3回目の会合が今日(26日)広島市で開かれ、現状の芸備線の価値の試算などが報告されました。
広島市で開かれた会合には、国や県、JR西日本などが出席し、沿線住民へのアンケートの結果などが報告されました。報告では、芸備線の特定区間の費用6億円余りに対し、経済効果など現状の価値が、およそ3億円と試算。また、利用促進策によっては、推計でおよそ4億円、価値が増える可能性があることが示されました。
一方、3回目の協議の場でも芸備線の存廃の結論に向けた姿勢について、自治体側とJR側の溝は埋まりませんでした。また会合では、増便や列車の観光コンテンツ化など、今後の実証事業が提案されました。5月に内容を固め、自治体の予算を確保した上で、7月から事業を開始したいとしています。